私はファイナンシャルプランナーでもなければ、金融関係の仕事の経験もないので、
一主婦の話として読んで貰えれば幸いです。
私は工場でパート勤めをしています。
2人一組で作業をしていますが、一緒に働いているのは一回り以上年下の小さな子供を
持つ若いお母さんです。
彼女がいつも口癖のように言うのが
「私、貯金ができない子なんで・・」
という言葉です。
旦那さんは普通の会社員、彼女も小さい子供がいながらも頑張って働いています。
(なぜ、貯金ができないんだろう・・)
私が彼女くらいの時はどうだったかな?
貯金ができない
私たちが結婚する頃は「寿退社」と言って、家庭に入る時に一旦退社するのが
普通だったので、結婚してからは専業主婦でした。
結婚して二年目に子供が産まれ、その二年後に2人目が産まれました。
一軒家を建てローンもあり、子供が2人になると思った以上に生活が苦しく
なってきたので、上の子がが小学校に入学した時に働き始めました。
自分で時間を決めて働けるような職場だったので、お給料は月に1~2万円でしたが、
ずっと家の中で家事と子育てばかりだったので、社会と関わることが嬉しかったです。
その後、2人とも小学生になったときに6時間ほどのパートで働き、多いときで
月7万ほど稼げるようになりました。
でも、なぜかお金が貯まらないんです。
私は旦那が付き合いでゴルフを始めたから、旦那が車を購入してローンが増えたから
旦那の飲み会で出費があったから・・全て旦那のせいにしていました。
でも、実際はうまくやりくりができなかったり、無駄遣いをする自分のせいでも
あったんですが、なぜかお金の話になると夫婦なのにうまく話し合いができなくて
お金のことで小さなケンカをすることも多々ありましたね。
「お給料が少なくても100万円貯めました!」って主婦雑誌の見出しをみて
読んでみても、「そもそも、家庭で使い道が違うんだから参考にならない」とか
「ここまで節約するなんて、貧乏くさい」とか難癖をつけて自分に言い訳ばかり
していました。
あ~、彼女はあの頃の私と同じなんだな、と思いました。
うだひろえさんの「誰も教えてくれないお金の話」
何とかならないかなと思っていたとき、本屋さんでたまたま見つけたのが、
うだひろえさんの「誰も教えてくれないお金の話」でした。
漫画なので読みやすいし、とてもわかりやすく説明してくれているので面白い。
作者のうだひろえさんが旦那さんとカフェを経営していて、生活が不安で
子供が欲しいけど、今は考えられない・・という悩みからいろいろお金のことを
学んでいくという話です。
とくにうだひろえさんと旦那さんが小さなお金のことでギクシャクしてしまうなど
リアルで自分たちと重なってしまったり。
それぞれの夫婦のあり方や価値観、生活水準の違いがあることは当然なことです。
だからうちには当てはまらないから参考にならないということも多かったのですが、
この本は違いましたね。
私にとって目からウロコだったのが、「先取り貯金」でしたね。
お給料を貰ってお金が余ったら貯金するのではなく、まず先に貯金する分を引いてから
残りの分で生活をするってこと。
「えっ、そんなの当たり前じゃん」って思うかもしれませんが、その頃の私は
考えつかなくて。
お給料が多かれ少なかれ自分たちのできる範囲の金額を先取り貯金すればよいわけですから
誰でもできます。
この本と出会ったことで、「貯金をすること」「節約すること」「夫婦で話し合うこと」
いろいろ学ばせてもらった気がします。
職場の彼女も話をきくと彼女自身節約ができなかったり、無駄遣いをしてたりするのですが、
自分自身では気づいていなくて、全て旦那さんのせいなんです。
確かに旦那さんにも問題はありますが、お互い様なんです。
彼女にこの本を読んで貰って、「私、貯金ができない子なんで」から少しでも早く
卒業してほしいな~と思っています。
ちなみに「誰も教えてくれないお金の話」のうだひろえさんは現在お子さんが二人で
その頃経営していたカフェは閉店されたそうですよ。
この本の続編もたくさんでているようなので読んでみようと思っています^^