中華料理を自宅で作っても、お店のような味や食感にするのはなかなか難しいです。
なので、簡単にできる味の素のCookDoとか使ってしまうのですが、美味しいけど
インスタント感は否めない気がします。
2019年10月20日放送の男子ごはんでは「簡単!中華3連発」ということで、「豆苗の
青菜炒め」「エビチリ」「回鍋肉」のレシピを紹介していました。
教えて下さるのは、毎度お馴染みの料理家、栗原心平さんです。
今回はいつもの手順よりも少し手が込んでいるような気がしますが、中華を美味しく作る
ための大切なポイントがたくさんあります。
豆苗の青菜炒めレシピ
一見炒めるだけの簡単そうな青菜炒めですが、シャキシャキな食感を残すためには
火の入れ方がとても大切なんだそうです。
【材料】(2~3人分)
豆苗 ・・・・・・2袋(250g) オイスターソース・・・・小さじ1/2
にんにく・・・・・・1片 紹興酒 ・・・・・・小さじ1
赤唐辛子・・・・・・1本 片栗粉 ・・・・・・小さじ1/2
水 ・・・・・・大さじ3.5 ごま油 ・・・・・・大さじ1
鶏ガラスープの素・・小さじ1/2
(半練り)
【作り方】
1,水に紹興酒を加え、さらにオイスターソース、片栗粉、鶏ガラスープの素を
加えます
2,唐辛子は種をとりのぞき、にんにくは薄切りにしておきます
豆苗は根を切り落とし、半分の長さに切ります
3,フライパンにごま油をひき、フライパン全体にまわします
にんにくと赤唐辛子を加えて香りが出るまで炒めます
豆苗を加えて休まず箸を動かしながら炒め、茎がピンとしている状態で
1の合わせ調味料を入れ、さっと炒めたら完成です
POINT 豆苗の茎がピンとしている状態で調味料を加え、蒸気で
火を通すことでシャキシャキな食感に仕上がります
エビチリレシピ
プリプリに仕上げたエビチリをレタスと卵焼きの上に盛り付けることで
いつものエビチリとひと味違うエビチリが味わえます。
【材料】(2~3人分)
エビ ・・・・・・12~13尾(約160g) 塩、こしょう・・・・・・各適量
レタス(千切り)・・適量 にんにく(みじん切り)・1片分
卵 ・・・・・・2個 しょうが(みじん切り)・1片分
長ネギ ・・・・・・10㎝ 片栗粉 ・・・・・・・大さじ1
ケチャップ・・・・・大さじ2 ごま油 ・・・・・・・適量
水 ・・・・・・大さじ3
オイスターソース
砂糖 ・・各小さじ1/2
紹興酒、みりん・・・各大さじ1/2
豆板醤 ・・・・・小さじ1/2
【作り方】
1,水にオイスターソース、ケチャップ、紹興酒、みりん、豆板醤、砂糖を加えます
2,長ネギをみじん切り、エビは尾を残して殻を剥いたら背開きして背わたをとります
3,エビに塩、黒こしょうで下味をつけます
4,卵を割り、塩(ひとつまみ)を加えて溶きほぐし、フライパンにごま油をひき
卵を入れ半熟状態になったら皿にうつしておきます
5,フライパンにごま油をひいたら片栗粉をまぶしたエビを加えて強めの中火で炒めます
※エビは箸で返しながら両面に焼き色をつけます
6,5のエビの中心部分にまだ火が通ってない状態のうちににんにく、しょうがを加え
合わせ調味料を入れ炒め合わせます
7,6にネギを加えたらエビチリの完成です
8,4の卵にレタスの千切りをのせ、エビチリを盛り付けます
POINT エビの中心が生の状態で合わせ調味料を加えて、その蒸気で
火を通すことでプリプリの食感に仕上がります
回鍋肉レシピ
ちょっと面倒臭いけど、食材ひとつひとつにこだわった心平さんのこだわりが詰まった
レシピだと思います。野菜がシャキシャキに仕上がるコツが満載です。
【材料】(2~3人分)
豚バラ肉(薄切り)・・・・・250g ★豆板醤、紹興酒・・・・・・各小さじ1
キャベツ ・・・・・1/4個(350g) 黒こしょう ・・・・・・適量
ピーマン ・・・・・3個(100g) ごま油 ・・・・・・大さじ2
にんじん ・・・・・5㎝(70g)
しょうが ・・・・・大1片
★甜麺醤 ・・・・・大さじ3
★しょうゆ ・・・・・大さじ1
★オイスターソース・・・・・小さじ1
【作り方】
1,塩以外の★調味料を全て加えてよく混ぜます
2,キャベツは大きめの一口大に手でちぎり、にんじんは厚さ3㎜の短冊切りにします
しょうがは皮付きのまま厚さ5㎜の縦切りに、ピーマンは縦1.5㎝の幅に切ります
3,豚バラ肉は大きめの一口大に切ったら一枚ずつほぐして塩、黒こしょうをして
おきます
4,熱したフライパンに油をひかずに豚バラ肉を炒め、火が通ったら一度取り出します
5,4のフライパンにごま油をひき、にんじんを炒め表面に少し火が入ったらピーマンを
加えて炒めピーマンに半分くらい火が通ったら取り出します
6,さらにごま油をひきしょうがを加え、香りがたったらキャベツを入れ8割ほど火が
通ったら取り出した具材を戻し混ぜ合わせたら1の合わせ調味料を加えます
よく箸で混ぜながら炒めたら完成です
POINT それぞれに合う火入れをした具材を最後に鍋に戻して、ベストな
状態に仕上げることができます
心平さん曰く、最初に調味料を合わせておくことが失敗しないコツだとおっしゃって
いました。
最後に
今日紹介されていた中華の作り方の共通点は、具材によって火入れを調整することで、
一番美味しい状態に仕上げるということですね。
簡単で味はとても美味しいのですが、インスタントではそれぞれの食材の状態をベストに
仕上げることはできないのがデメリットだったんですね。
今回、たくさんのことを学ぶことができました^^