最近いろいろなダイエット法がありますが、7年前に美木良介さんの「ロングプレス」が
一大ブームとなりました。
2019年12月27日放送の金スマでは、ダイエット法から健康法に生まれ変わった「最新
ロングプレスエクササイズ」が紹介されていました。
政界を引退した石原慎太郎さんがこのロングプレスエクササイズを実践して驚くほど
成果をあげていました。
長生きする3つのロングプレスエクササイズのやり方とは
高齢者も実践できるように全てのエクササイズを座って行います。
基本のロングプレスエクササイズ
1,足をクロスさせてお尻を締めます
2,お腹を引っ込めたまま息を鼻からすって腕を回して口から一気に吐く
太ももを鍛えるロングブレス簡単スクワット
このエクササイズで鍛えているのは太ももの前側にある大腿四頭筋
※大腿四頭筋・・・歩くときに膝を前に伸ばしている
衰えると膝が伸ばせずすり足になりつまづいてしまうことも!
スクワットは大変ですが、手の動きをつけることで簡単にできるように
なります。
1,椅子を用意して座ります
2,耳の横まで手をあげ口から息を吐きながら立ち上がります
※上半身は前傾姿勢にします
3,鼻から息を吸いながら椅子に座ります
2~3を10回繰り返します
足上げロングプレス
このエクササイズは腸腰筋を鍛えます。
※腸腰筋・・・歩くときに太ももを持ち上げている
インナーマッスルのひとつで上半身と下半身をつなぐ筋肉
1,椅子にを用意して座ります(慣れてきたら壁を支えにして手をかけまっすぐ立ちます)
2,口から息を吐きながら足を直角になるまで上げます
3,鼻から息を吸いながら足を下げます
30回1セット(反対の足も同様に)
手と足を連動するエクササイズ
高齢になると手が出ずに動けなくてつまづいたりすることがあるため、手と足が連動する
ように体に覚えさせるエクササイズです。
1,椅子を用意します
2,腕を大きくフリながら足踏みをし、4歩で鼻から吸って、4歩で口から一気に吐きます
美木良介さんが長生きするロングプレスエクササイズを伝授
長生きするロングプレスエクササイズを教えてくれたのは俳優の美木良介さんです。
美木さんはプロ野球選手を目指していましたが、肘の故障によりその夢をあきらめます。
その後、レコード会社のオーディションに合格し、役者の世界にも進出。
芸能界で最も引き締まった体に体になろうと鍛えていたところ腰を痛めてしまい、
痛みで何もできずひきこもりのような状態なってしまったそうです。
病院、整体、カイロプラティックなどを続けても改善されなかった時に、あるお医者さんに
「呼吸法を使ったリハビリがある」と言われ、呼吸法について学び初め「丹田」が重要だと
言うことに気がついたそうです。
※丹田・・・へその下にある気力が集まるといわれている部分
その後丹田を意識しつつ自己流で呼吸法を試し続けた生まれたのが「ロングブレス」。
ロングブレスを続けてみた結果、30歳の時から22年間苦しんだ腰痛が消えて無くなり、
さらに効果的な方法を試したところ、気づけば2ヶ月で13.5kgの減量に成功していたそうです。
長生きするロングプレスエクササイズの効果と理由
7年前の大ブームになったロングプレスでも減量の他にも、個人にもよりますが、
高かった血圧や血糖値などが正常値になるという体調にも変化をもたらということが実証されて
いました。
ロングプレスエクササイズは呼吸法と運動を同時に取り入れることで、石原慎太郎さんのように
老化や病気によって歩行がしづらかったり、手足が動かしにくかったりするのを改善して
くれるそうなのです。
さかえクリニック院長、順天堂が医学医学部の非常勤講師で医学博士の末武信宏先生は、
長生きするロングプレスエクササイズは「間違いなく良い影響があった」と
おっしゃっていました。
普段の呼吸は意識してませんが、意識して長く深く呼吸をすることで呼吸1回あたりの取り込む酸素が
増えまするので、脳に取り込まれる酸素が増えると脳細胞が活性化します。
脳梗塞によって「足を動かせ」と指令出す脳細胞がダメージを負っても、その周りの脳細胞が
活性化されると代わりに指令を出してくれるため、脳細胞から伝達を伝える神経細胞にダメージが
あったとしても、酸素が運ばれると神経細胞が活性化して新しい神経細胞が作られ伝達できるように
なるそうなのです。
なので呼吸と運動を連動させることは非常に良いということでした。
血流をよくすることを行いながら筋肉のトレーニングを行うと、筋肉を効率よく鍛えられるし、
十分な酸素を取り入れながら運動することで細胞を活性化させ筋肉の回復・成長が早くなるという
ことなのでした。
石原慎太郎さんが実践した結果
石原慎太郎さんは、2013年軽い脳梗塞で1ヶ月入院、2015年6月にも脳梗塞で救急搬送され、
政界引退からの2年後2017年には、立ち上がるときにふらつく、歩く速度もゆっくりなど
かつてのパワフルなイメージが無くなっていました。
ところが、ロングプレス開始から1年3ヶ月経った2018年9月には大きく手を振りながらすいすい歩く
石原慎太郎氏の姿が公開され、さらに今年の9月にはハイスピードでスクワットをする姿があり、
前傾だった体も直立にスムーズに歩いていました。
まとめ
どのエクササイズも高齢の方でも簡単に取り組めるようなものです。
石原慎太郎さんがこのエクササイズによってあそこまで回復したのは驚きでした。
また大ブームになりそうな予感がします。
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